釣り糸の基礎知識

釣り糸は、形状からモノフィラメントラインとコンポジットブレイドラインの2つに大別できます。前者は伸縮性の高いナイロン糸やカーボン糸が主体で、後者は伸縮性が極めて低い複合編組糸（高強度ポリエチレン繊維）が主体です。現在の釣具市場においては、ナイロンラインが依然として圧倒的な地位を占めています。

ナイロンはPA、学名はポリアミド繊維で、国際的には「ナイロン」と呼ばれています。ナイロン製のトリマーラインは、強度が高く、耐摩耗性が高く、反発性に優れているのが特徴です。ナイロン糸にはある程度の吸水性があり、吸水後は約10%程度強度が低下します。ナイロンは耐アルカリ性がありますが、耐酸性はありません。日光によりナイロン糸は急速に劣化し、糸の強度が低下します。通常、釣り糸は光から遠ざけ、長時間空気にさらさないでください。

釣り糸は、伸ばした後に引っ込められることを「弾性」、引っ張った後に引っ込められないことを「塑性」または「塑性変形」と呼びます。ナイロンラインは伸縮性に優れた釣り糸です。良いナイロン釣り糸の破断点伸びは約 24% で、カーボン ラインの破断点伸びはわずか約 20% です。

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